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敢えて筆記具にこだわる

公開日: : 筆記具

皆さんは、仕事でどんな筆記具を使っていますか?
会社が支給する安物のボールペンやシャープペンシルでしょうか。
それともコンビニやスーパーで適当に買ったものでしょうか。
営業職の方はお客様の前で使うペンはある程度高価な物を用意されているケースが多いようですが、それ以外ではこだわりを持って筆記具を選んでいる方は少数派ではないでしょうか。

当Blogでは、軽視されがちな筆記具に敢えてこだわってみたいと思います。

手書きのメリット

筆記具にこだわるということは、すなわち「手書きを重視する」ということです。
ビジネスの現場ではペーパーレス化が進み、紙の書類ではなく電子化されたデータを取り扱うことが多くなりました。
また、紙の書類であっても手書きで作成するケースは稀で、大抵はコンピューターで作成しプリントアウトで出力されたものでしょう。
この流れを今更変えようとは思いません。
しかし、「字を書く」行為には色々なメリットがあります。

  • 脳を刺激し、活性化させる
  • 手書きした内容は記憶に残りやすい
  • 対象を客観視することができる

仕事の書類を手書きで作るのは無理でも、ちょっとしたメモや情報を整理するためのノート、毎日の出来事を記録する日記などは是非自分の手で紙に書いてみてください。

目的別に筆記具を使い分ける

筆記具には様々な種類がありますが、それぞれに特徴があり、用途に応じて向き・不向きがあります。
用途別におすすめの筆記具を考えてみましょう。

メモ

ちょっとした用件を書き込んだり、電話の応対を記録したり、日々の生活でメモを使うケースは少なくありません。
メモに要求されるのは「即応性」と「確実性」です。
いざメモを取ろうとしたときに面倒な操作が必要な筆記具は使い物になりませんし、芯やインクが切れていても補充している暇はありません。
また、字を書こうとしたら掠れてしまうようではストレスが溜まります。
これらのことを考えると、メモに最適なのは「鉛筆」と「サインペン」でしょう。

鉛筆は芯が折れるリスクがありますが、芯さえしっかり削ってあれば非常に信頼出来る筆記具です。
また、書くための事前の操作も不要です。(あったとしても、せいぜいキャップを外す程度でしょう。 )
鉛筆というと子供用の筆記具というイメージがありますが、大人が使っても不自然ではない上質の製品も多く存在します。

サインペンもトラブルの少ない優秀な筆記具です。
使う前にキャップを外し、使い終わったらキャップを被せる手間こそありますが、芯折の心配はありません。
インク切れの可能性はありますが、ボールペンと違って「いきなりインクが切れて書けなくなる」ということはありません。
サインペンの場合はインク切れが近付くと徐々に筆跡が掠れるようになりますので、早目に新しいものに交換して備えることができます。

ノート

自分の考えを整理したり、勉強に使ったり、会議の議事録を取ったり。大人になっても手書きのノートが活躍する場面があります。
ノートの場合はメモと違って細かな字で緻密に書き込むケースが多く、字幅の細い筆記具が必要になります。
また、情報を整理する場合は複数の色を使い分けて要点を強調したい場合もあるでしょう。
これらの条件を満たすのは「ゲルインクボールペン」です。

ゲルインクボールペンに使われているインクは、水性インクをゲル化剤で半固形に固めたものです。
芯の内部ではゲル状で安定していますが、筆記の際には瞬時に液状に変化し、インクが紙に付着するとまたすぐに固まります。
そのため滲みが少なく 、くっきりした細い字を書くことができます。
インクの色が豊富で発色が良いのも特徴です。
水性インクということで耐水性を心配されるかもしれませんが、最近では乾くと耐水性を持つインクも製品化されています。
最近人気の「消せるボールペン」も分類上はゲルインクボールペンになります。

日記

1日の終わりにその日の出来事を振り返りながらゆったりとした気分で日記を書く。
日記においては雰囲気を重視したいものです。
日記帳は厚手の上質な紙を使ったものがお勧めですが、そんな日記帳と一緒に使う筆記具は「万年筆」が最適でしょう。

万年筆と聞くと古臭いイメージが有るかもしれませんが、今でも立派に現役で活躍できる筆記具です。
現代的なシンプルなデザインのもの、昔ながらの伝統的な形のもの、等々バリエーションも豊富ですのでどなたでも気に入った1本が見つかることでしょう。
1万円程出せばペン先に金を使った本格的なものが購入できますし、3000円程度でも十分実用に足る製品もあります。

敢えて1本選ぶなら

以上、用途別にお勧めの筆記具を挙げてみましたが、「色々な用途を1本で済ませたい」ということになれば、汎用性の高さで選ぶことになります。
癖が少なくどんな用途でもそれなりにこなすことができるのは「油性ボールペン」です。
単に「ボールペン」といえば油性ボールペンを指すほど一般的な筆記具ではありますが、メーカーや製品によって書き味や特徴が異なり、意外と奥が深い筆記具でもあります。

最後に

今回は「手書き」のお勧めと、用途別の筆記具の使い分けについて考えてみました。
今後は具体的な製品のレビューを中心に筆記具を始めとした文房具について色々と書いてみたいと思います。
また、アナログな文房具だけでなく、デジタルツールについても触れていく予定です 。

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